先日、シティバンクの口座を開設した。
目的はいたってシンプル。
シティバンクの口座を持っていて一定の条件を満たすとシティゴールドカードの年会費1万2000円が無料になるからだ。
なお、シティバンクダイナースクラブカードも同じ条件で無料になる。
シティバンクといえば、言わずもがな歴史ある米国の大手金融機関である。
そして、シティーグループの傘下として日本に設立されたのがシティバンク銀行である。
シティバンクと日本の銀行の大きな違いは、口座維持手数料が1月に2000円かかるということと、米ドル普通預金口座とマルチマネー口座が作れること。
口座維持手数料が無料になる条件はいくつかあるが、メインとなるのは2パターン。
1つは、前月の平均総取引残高が50万円相当額以上。
2つ目は、シティのゴールドカードかプラチナカードを保持し、その決済口座としてシティバンク銀行を指定すること。
そのほかは、外貨20万以上とか、不動産を含むパーソナルローンを組むことなどがある。
上記条件を満たせばシティバンク銀行の口座維持手数料2000円は無料にできる。
それではシティバンクゴールドカードの年会費1万2000円を無料にする方法を紹介しよう。
まず、前提条件としてシティバンク銀行の口座を持っていること。
次に、初年度の年会費を無料にするには、入会後3カ月以内に10万円以上を利用すること。
そして、それ以降の毎年の年会費を無料にするには、年間30万円以上利用すればいい。
これで、シティバンク銀行の口座維持手数料月々2000円と、シティゴールドカードの年会費1万2000円が無料にできる。
その結果、無料でシティのゴールドカード特典を受けることができるようになる。
シティゴールドカードの主な特典は、
1.実質1.2%のポイント還元。(1シティリワードポイント0.4円換算)
2.年間利用額が50万以上利用で0.2%追加、100万円以上で0.24%追加。
3.空港ラウンジ利用。
4.空港からの手荷物宅配1つ無料サービス。
5.コナミスポーツクラブ法人会員利用権。
6.国内・海外旅行保険、最大7000万円(利用条件あり)
7.購入より90日間、年間500万円までのバイヤーズプロテクション。
などの特典が得られる。
このように良いこと尽くめのカードだが、気になる点も実は1つある。
それは、米シティグループが日本法人のリテール事業の売却を計画しているらしいということだ。
売却候補は、三井住友銀行・三菱UFJ・新生銀行などということ。
米シティの魂胆は、有利な条件で預金者やクレジット保有者を増やし、日本の銀行に高く売り抜けてあとは知らんぷりということかもしれない。
そして、最悪のシナリオとしては、シティゴールドカードの保有が無料になる特典を買収した日本の銀行がシレーっと廃止してしまうこと。
もしそうなっても口座とクレジットを解約すればいいだけのことだけど、まだ決まったことではないし、できればそうならないでほしい。