2008年12月03日

グラフとチャートのごまかし

投資をする際に、アニュアルレポート報告書などのIRを見て判断する。
そこで、いろいろな企業のアニュアルレポートや報告書を目にすることになる。
ほとんどの企業は、グラフチャートなどを利用して、情報を伝えようとしている。
良い情報は強調して、悪い情報は目立たないようにするか時には省いたりする。

有価証券報告書は、決まった情報と数字を正しく公表しなければいけないが、企業がIR活動に利用するアニュアルレポートや報告書は、いくらでもごまかしが効く。
そういった情報に惑わされないためにも、投資家はグラフやチャートの情報を真に受けず、嘘を見ぬかなければいけない。

一般的にグラフやチャートで使われる”ごまかし”を挙げてみよう。

・縦軸の数値を途中省略する。
二重の波などで、数値を大きく見せたり小さく見せたりする。

・複雑なグラフを使う。
同心・ドーナツグラフや扇形を重ねたようなもの。正確な数値判断を妨げる。

・基準が違うグラフを比較して並べる。
グラフが並んでいると、関連性があると思ってしまう。

・重要な注釈がグラフと離れたところにある。
故意に勘違いをさせ、間違った理解を与える。

・データ項目の選別。
都合の良い情報を選び、悪い情報を省く。

・円や四角、イラストなどを使う。
体積は把握しづらいので、倍率やパーセンテージをわからなくする。

・軸を不均整にする。
時間や数値の単位が途中で変わる。

これら以外にもいくつかあるだろう。
さらに複雑化したり複数組み合わせたものもあるだろう。
グラフやチャートは作成者側が故意にごまかす場合があるだろうし、そうでなくてもデータを誤って読み取ってしまう可能性もある。
カラーできれいにデザインされたグラフなどを見せられると、素直に納得してしまいそうになるが、気をつけないと、だまされることになる。

アニュアルレポートや報告書などのIR情報はあくまで企業側が発する情報である。
すべてが投資家のために作られた情報かどうかはわからない。
グラフやチャートはいくらでもごまかしが効くということを理解して、十分に注意をしなければいけない。
posted by ジオ at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 株主優待ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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